美術品情報

日々さまざまな美術品を扱う総合美術買取センターweb担当による、
美術品に関するお役立ち情報を中心に更新しています。

新しい年を迎えて想うこと

遅ればせながら、本年も何卒よろしくお願いいたします。

今年もたくさんのお客様、美術品との出会いを大切に日々精進してまいります。

さて、新年からたくさんのお客様からお問い合わせをいただいております。先日、埼玉県の70代後半のお客様のお宅にお邪魔し、絵画数点をご売却いただきました。

色々とお話をしている中で、これから世の中どうなっていくかしらね、という流れからそのお客様の昔話になり、幼いころの戦争体験をお聞きすることができました。

「東京大空襲に遭った時、まだ7歳に満たない年齢だったけど、母に手を引かれ、妹さんや弟さんをおんぶしながら必死に逃げてきました。あちこちに遺体が横たわり、幼い自分にも地獄絵図に写ったことを昨日のように思い出します。戦後の日本人が必死に築いてきた平和の日本をどうかあなたたちが次世代に伝えてほしいのよ」と。

戦争を体験した方たちもご高齢になり、私たちも戦争の悲惨さを忘れかけてきているのかも知れません。

絵画・美術品を楽しむことができるのも、全ては平和があってからこそ。私たちにできることは小さいことかもしれませんが、二度と同じような悲劇を繰り返さないよう、子供世代に伝えていく義務があります。

大変なことはたくさんあるこのご時世ですが、心だけは穏やかに平和な心で過ごしていきたいですね。

年の瀬は日本ならではの…

早いもので、2016年も残すところわずかとなってきました。

皆さまにとって今年はどのような一年でしたでしょうか。来年も良いことの多い一年になることをお祈りしております。弊社もおかげさまでたくさんのお客様に支えられ、心より感謝申し上げます。

先日、東北某県のお客様から千住博先生の作品をご売却いただきました。
千住先生の代表作と言えば、「ウォーターフォール(滝)」ですね。
こちらのお客様は、10年以上前にご購入され、とても大切にされておりました。作品、額装の状態も、あたかも昨日購入されたかのようなパーフェクトなコンディションです。サイズは小さめですが、迫力は充分。
SM原画
いつも思いますが、お客様のお宅にお伺いし、お持ちになられた経緯や作品に対する思いを直にお聞きすることが何よりありがたいと感じております。
この度のお客様も、私たちがこのまま持っているよりも、もっと千住先生をお好きな方に飾ってもらったほうが良いから、ということでお手放しをご決断されました。
絵画以外にもお茶道具や骨董品も色々お持ちで、よもやま話に花が咲き、ついつい1時間以上も居座ってしまいました…

ウォーターフォールと言えば、弊社の会議室にも巨大な作品を飾っております。
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朝早い時間に、この作品の前に一人たたずむと心が浄化されるような、そんな力があります。

千住先生は滝以外にも様々なモチーフがありますが、こちらの版画作品は関東某県のお客様よりご売却いただきました。

「湖畔幻想」
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和紙刷りの作品にはよく見られますが、経年によるシミが出ていました。

シミが出ていても、ほとんどの場合修復が可能です。

こちらは版画ですが、原画に使われる岩絵の具の良さが出ていて、温かみを感じます。


千住先生は現代絵画の中でも、村上隆先生などに代表されるポップとは真逆の”日本の伝統”を世界の架け橋として描いていらっしゃいます。

千住先生は1958年生まれで、現在ニューヨークに在住。

20代後半にニューヨークで暮らし始めた千住先生は、義務でなく描きたいものを描いている現代アートの作家たちの姿勢に触発され、『最初に絵描きになりたい、と思った気持ちを久々に思い出させてくれた、自分は日本に留まって創作活動をするより、ニューヨークを舞台にしたほうが自分には向いていたのだ』と、今も日々創作活動に励んでいらっしゃいます。

そして、世界最古の国際美術展ベネチア・ビエンナーレで入賞した数少ない日本人画家です。日本画でこの賞を受賞したことがとても大きなことだと千住先生はおっしゃっています。自分たちが生きている時代、環境、問題意識、そういうものをとらえて表現した物が、国境を越えて人を感動させる力があるのであれば、その芸術作品は世界的なコミュニケーションの手段になる……と。芯がしっかりあって、絵画というもので世界に出ていけるなんてすごいなぁ…と思います。

更に、最近ではメトロポリタン美術館に作品「水神宮」の収蔵が決まり、アメリカでは外務大臣表彰を受賞したという快挙も。

日本国内ではベネッセアートサイト直島プロジェクト羽田空港国際線ターミナルなどの空間のプロデュースもされています。

羽田空港国際線ターミナルの千住作品

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これは圧巻ですね。

日本は、急峻で複雑な地形を持ち、かつ雨量も多いので、たくさんの美しい滝があります。繊細なもの、力強いもの、などなど。千住先生の作品を通して、海外にもより日本の素晴らしさが伝わっていくと良いですね。

2017年は、ニューヨークのサンダラム・タゴールで大きな個展が、2018年には全国の公立美術館で巡回展の開催が予定されているとのこと。楽しみですね。

今年の作家紹介の締めくくりは千住博先生となりました。


※年末に大掃除をされる方、断捨離される方、美術品の査定のご依頼は年末年始も受け付けておりますので、査定のご依頼をお待ちしております。

お客様からのお声

アッという間に秋を通り越し、冬の足音がそこまで来ております。
風邪などにも、気をつけたい季節ですね。

ここ最近の、お客様事情やエピソードなどをご紹介したいと思います。

お問い合わせいただくお客様は、主にこのような方が多いです。
1、荷物整理(お引越し、ご遺族のもの、生前整理)
2、とりあえず査定
3、企業様からの所有美術品整理のご依頼

圧倒的に荷物整理の方が多いです。
特にここ最近は超高齢化社会ということもあり、60代以上のお客様が「そろそろ自分たちも身の回りを整理したい、終活していきたい」という方が非常に多く見られるようになってきました。

『父・母が亡くなって整理をしようと思ったけれど、思い出があるものばかりで整理できずに何年も経ってしまって。父母が趣味で集めた美術品は、はっきり言って全然価値もわからず…。何気なく新聞で見つけたこちらにお電話したら、すぐに来てくれました。故人の話も聞いてくれ、価値のつかなさそうな物まで、持って行ってくれました。美術品の扱いはもとより、人の気持ちも大切にしてくださり、思い切って良かったなと思いました。父母の大切にしていたものが他の人に渡り、また誰かに飾って貰えると嬉しいです。(千葉県/Y様)』

『何十年も前に夫が付き合いで購入した日本画。もう飾ることもなくなり、とりあえず査定して貰おうと何社かに電話してみました。すると、「お持ちになられた時との金額に開きがあります。弊社では○○万円をご提示いたしますが、ご期待に沿うことが難しいと思いますからこのまま大切にお持ちになられても宜しいかと思います。」とのご返答。他社さんは、何度もお電話が来てちょっとうんざりしていたところでした。夫とも相談し、こちらに決めさせていただきました。絵画の売買の話だけでなく、その絵を買ったときのエピソードを聞いてくれたり、現在の相場のことなど丁寧にご説明いただきました。色々な出会いがあるものだと、あたたかい気持ちで絵を発送しました。(神奈川県・O様)』

『夫婦揃って、看護サービス付きのマンションに移住することに致しました。母と一緒に使ってきた大量の茶道具。子供たちにも引き継ぐこともなくなったため、整理を考えていましたが、引越しまでなかなか決心がつかず、先延ばしにしておりました。そんな折、たまたま新聞広告を見てお電話してみました。買取価格は購入価格に比べれば低く残念ではありましたが、そのマンションに引っ越す不安や、当時の母との思い出話などを聞いていただけたことが嬉しかったのです。子供たちにもなかなか言えないことをお話ししてしまいましたが、すっきりしました。(栃木県・S様)』

『30年前に某百貨店で100万以上で買った絵画。十分楽しんだため、いい値段がつけば売却しようと問い合わせました。当時は景気も良かったこともありましたが、総合美術さんの査定結果は15万円。そんなに下がるものなのか、と落胆しました。担当の方からはなぜ百貨店での価格が高いのか、絵画相場の移り変わり、今の日本の絵画需要などを分かりやすく説明していただきました。まだ手放すことに踏ん切りがついていないのですが、決心がついたらこちらで取引したいと思っています。(愛知県・K様)』

と、作品を手放される理由も様々です。
買取の成立・不成立に関わらず、弊社ではできるだけお客様の想いに寄り添い、美術品を通したお客様とのつながりを大切にしていきたいと考えております。

リオ(ブラジル)のアート事情

まだ記憶に新しいリオ オリンピック。日本の選手も大活躍でした。

先日、大々的にオリンピックの凱旋パレードがありましたね。

いやぁ~、すごい人でした!行った方もいらっしゃると思いますが、ご無事だったでしょうか?

アイキャッチ

TVで流れるパレードを見ていて、ふと気になった事が…

リオで旬なアーティストは??もちろん居るはずです!!

まずは、やはり注目されている美術館を…

グアナバラ湾の西岸にはリオ・デ・ジャネイロ、東岸にはニテロイ。

「オスカー・ニーマイヤー」設計の「ニテロイ現代美術館」は空飛ぶ円盤のような形状で、グアナバラ湾を見下ろすニテロイの丘の斜面に建てられた建築物であり、ブラジルのランドマークのひとつとされているそうです。設計したご本人は「花をイメージした」と言っていたそうですが…どうでしょうか??

はな 花?     ヴィトン 円盤?

ちなみに私めにはシャーベットソーサーに見えます。この青空にはレモンのシャーベットが合いそうです。

右の画像ですが、2016年5月にルイ・ヴィトン「クルーズ・コレクション」が、ここで行われました。

このコレクションは、『開館20周年に合わせ、大規模な改修工事』を終えての初の再開事業となりました。このショーの監修は、ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクター、ニコラ・ジェスキエールが務めました。


そのニテロイ市に在住する写真家「アメリカ・クペロ」はリオ・デ・ジャネイロ連邦大学のヴィジュアルアートの博士でもあります。

昨年末に40年間倉庫で眠っていたゴミになるはずだった人形百数体を修復し、新しい環境の中でもう一度の人生を再現し、『人形との遭遇』をテーマにインスタレーション展を実施し、注目を浴びました。

クペロ


※ゴミアートといえば…ニューヨークで活躍する「ヴィック・ムニーズ」

リオ・デ・ジャネイロ郊外にある世界最大のごみ処理場を舞台にしたドキュメンタリー『ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡』(2011年アカデミー賞ノミネート)で世界的に知られるようになりましたね。

ムニーズはこの作品を世界的有名なオークションで販売して、売上をごみ処理場で働く人々に全額寄付し、その人々の生活やゴミに対する視点や考え方に大きな影響を与えました。

日本でも毎日たくさんのゴミが出ておりますが、昨今日本の「もったいない」という言葉と共に、概念も世界から注目されていますね。その概念に恥じないような日本人を志したいものです。

ヴィック作品 ゴミアート


ニテロイの向こう岸、リオ・デ・ジャネイロでは、「明日の博物館」が港の再開発事業の一環として建てられました。

スペイン人建築家「サンティアゴ・カラトラバ」の設計で、〈水面に浮く船、鳥あるいは植物〉のイメージだそうです。

カラトラバはアルゼンチンの首都ブエノスアイレス市の再開発事業で、リバー・フロント・プロムードなどの新しいスポットを設計した著名な建築家です。

サンティアゴ

東岸のニテロイ VS 西岸のリオ

シャーベット皿 VS 巨大なイカ!at  グアナバラ湾。といった感じでしょうか?(貧困な想像力で大変失礼致します。)

巨大なイカなんて言って申し訳ないのですが、ここは先端的な科学館となっており、未来を構築するための環境保護意識、共生とサスティナビリティを尊重する科学促進といったテーマを追求していくそうです。

これはリオの港エリア再開発事業「ポルト・マラヴィーリャ」(素晴らしき港)の最も注目すべき事業だそうです!!


ここまで、お国規模のお話でしたが…

ここからは、個人にフォーカスしてみたいと思います。

リオ五輪の公式ポスターデザインの一人を務めたのは、グラフィティ(主にスプレー塗料やマーカーを用いてストリートに描くという行為)作家「エドゥアルド・コブラ」

コブラ

彼は、12歳ぐらいになった頃、壁に絵を描くグラフィティアートを知るようになり、勝手に描きはじめるようになったそうです。それまでは、大人しくノートに絵を描いていたそうですが…。

野外アートであったものが、リオ五輪の公式ポスターに使用されたり、レストランや有名ブランドの店内にも現われるようになってきたことはここ数年のこと。ですが、ここから何人ものアーティストが世界的に活躍しております。

osuka-  カラフル

 ↑ 先の円盤を作ったオスカーさんも、コブラが壁画にするとカラフル!!さすが南米です。


そして近年のブラジル美術のブランド化が著しく伸びているが、中でもリオ・デ・ジャネイロ出身の「ベアトリス・ミリャーゼス」は最も成功している一人といえます。

2001年作の「マジシャン」はニューヨーク・サザビースでUS$ 1,049,000で落札され、ブラジル現代アート市場で最高記録の販売となりました。

ミリャーゼス

独特の色彩と世界観ですね。

ミリャーゼスの絵は、グラフィティの発展とは反対方向に、絵画から商業空間、ロンドンの地下鉄プラットフォームへと、更にはパブリックアートとして都市景観にも登場するようになったのです。

彼女が世界的に評価される理由は、ブラジル特有の大胆な色彩表現、トロピカルな植物に親しみやすいモチーフなど、世界が知っているブラジルのイメージを素直に表しているからなんでしょうね。


大急ぎでご紹介致しましたが、書き足りないソウルフルなブラジリアンアートの数々!

これに負けないように、4年後の東京オリンピックでも日本のアートが全世界から注目されるようになると、とても面白くなりますね。

ご拝読ありがとうございました。

弊社では、国内外の現代アーティストの作品も高価買取しております。お気軽にお問い合わせくださいませ。

今後楽しみにしている事など…

台風が猛威を振るっているかと思えば、朝晩冷え込むようになって参りました。

服装のおしゃれも楽しめる季節になって来ましたね。

さて、本日は私が今後の楽しみとしている事の一つをご紹介!!

舞台挨拶

先日プレスリリースされた弊社買取強化作家の一人、草間彌生先生の美術展。

草間彌生先生の大回顧展「わが永遠の魂」が、2017年2月22日から5月22日まで、東京・六本木の国立新美術館で開催されます。草間先生の個展としては過去最大規模、会場の国立新美術館は全館をくまなく使って、草間作品で埋め尽くされることとなるそうです!
9月27日、草間先生は、開催への感謝とともに
「私の人生は芸術によって磨かれました。そしてこれから一層、死に向かって新しい芸術を開拓するために死にものぐるいで闘っています」と、渾身のメッセージを伝えられました。
『TIME』誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に日本人でただ一人選ばれた世界のKUSAMAは、10歳の頃より水玉と網目模様をモチーフに絵を描き始め、1950年代後半には単身渡米。絵画、彫刻、インスタレーション、映像、さらに小説や詩に至るまで、あらゆる方法を使って、圧倒的な量と質で「芸術」を体現して来られました。
現在88歳の先生は、幼少期からの重い強迫神経症、周囲に理解されない孤独、高齢となり視力もだいぶ弱まっているといいます。それでも彼女は、まっすぐに、スピードを緩めることなく芸術の最前線を走り続けています。「私が死んだ後も、私の創造への意欲と芸術への希望、私の情熱を感じていただけたら、これに勝る喜びはありません。みなさんの精神的な悩み、人生の苦しみがあった時に、私の生きてきた道を見つけてくれたら本当に嬉しいです」と、涙ながらにコメントされました。その苦しみを理解する事は出来ないまでも、想像すると並大抵じゃない情熱が伝わってきます。
この集大成ともいえる個展を見たら、他のお客様に迷惑になること間違いなく感涙し、立ち尽くす自分の姿が想像出来ます。。。
世界の名だたる美術館でも大規模な個展を行ってきた草間先生の作品群が、ついに東京で一同に会する訳です。
国内初公開となる大作「わが永遠の魂」約130点を中心に据え、初期から現在まで。。。屋外には「水玉ガーデン」も!そして草間芸術の醍醐味「ミラールーム」も展示される予定です!!きっと連日すごく混雑してるんだろうな…と。。。平日を狙って行きたいものですね。
カボチャ pミラールーム
【展覧会情報】
「草間彌生 わが永遠の魂」
場所:国立新美術館 企画展示室 1E
会期:2017年2月22日~5月22日
時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1,600円 大学生1,200円 高校生800円
休館日:火曜日(5月2日は開館)

続きましては…

ルノ展

これも、気になっております。

すごいインパクト…。言わずと知れたルノワールと梅原龍三郎。

左右に並べちゃうんだ…という驚きと共に二人の師弟関係も、楽しみのひとつ。

ルノワール先生(先生同士も並べます)龍三郎

『画壇のライオン』と呼ばれた梅原龍三郎(1888-1986)は、20歳の時に渡仏しリュクサンブール美術館で見たルノワールの絵に深く感銘し、その後師事することになったのですが、ルノワールは梅原に対し、「君には色彩がある。デッサンは勉強で補えるが、色彩はタンぺラマン(天性)だ」と高く評価していわれています。帰国した梅原はヨーロッパで学んだ油彩画に、日本の伝統的な美術を取り入れ、個性あふれる画風を展開し「日本の洋画」の巨匠として高く評価されます。

この展覧会は、ルノワールと龍三郎だけでなく、彼が蒐集した作品(親交のあったピカソ、ルオーなど)も80点ほど展示される予定です。

龍三郎先生はボンボンですものね。34歳までお父様に仕送りして頂けるなんて…

本当にうらやましい。。。そしてかなりの美食家!和食よりフランス料理か中華かなんて…

そんな先生のいろんな顔が見られる展示会だといいなぁ…と期待を膨らませております。

【展示会情報】
「拝啓 ルノワール先生―梅原龍三郎に息づく師の教え」(東京会場)
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
会期:10月19日から2017年1月9日
時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、1月4日~6日は20:00まで、)
※入館は閉館の30分前まで
料金:一般1,600円、高校生・大学生1,000円、小・中学生500円
休館日:月曜日(但し、祝日の場合は開館)
※年末年始休館12月29日~2017年1月1日

「拝啓 ルノワール先生―梅原龍三郎に息づく師の教え」(大阪会場)
会場:あべのハルカス美術館
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
会期:2017年1月24日~3月26日
時間:火~金10:00~20:00、月土日祝10:00~18:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日:1月30日、2月6日、13日、20日、27日


最後の一つは、ここ数日査定依頼の多い茶道具系。

行ってみたい樂美術館!!

樂美

『公益財団法人樂美術館は樂焼窯元・樂家に隣接して建てられています。1978年樂家十四代吉左衞門・覚入によって設立、収蔵作品は樂歴代作品を中心に、茶道工芸美術品、関係古文書など樂家に伝わった作品を中心に構成されています。これら樂家伝来の収蔵作品は、450年の永きにわたって、樂家歴代が次代の参考になるよう手本として残してきたもの。樂家の人々はこれらの作品を制作の糧として樂焼の伝統を学び、それぞれ独自な作陶世界を築いてきました。樂美術館にはまさに樂焼450年の伝統のエッセンスが保存されているのです。』

【一 楽、二 萩、三 唐津】と茶道では、茶碗などの陶器に順番をつけているのを聞いたことがありますが、なぜなんでしょう?と漠然と思いまして。。。備前は?信楽焼は?

要は、樂は「お茶」専用に利休が作らせた物だからだそうです。それまでは舶来品とか、御飯茶碗に使われていたものを転用したりとかしてたんですよね。

ちなみに…

初代長次郎(ちょうじろう)・二代常慶(じょうけい)・三代道入(どうにゅう)、別名ノンコウ・四代一入(いちにゅう)・五代宗入(そうにゅう)・六代左入(さにゅう)・七代長入(ちょうにゅう)・八代得入(とくにゅう)・九代了入(りょうにゅう)・十代旦入(たんにゅう)・十一代慶入(けいにゅう)・十二弘入(こうにゅう)・十三代惺入(せいにゅう)・十四代覚入(かくにゅう)・当代十五代吉左衛門(1949~)

まで、十五代を数えます。

ここに行けば、茶道の魅力や茶道具の奥深さにも、全く縁遠い私でも少しは理解出来るんじゃないかと浅はかに考えております。

黒楽 赤楽

公益財団法人 樂美術館

住所:602-0923 京都市上京区油小路通一条下る
TEL:075-414-0304
FAX:075-414-0307
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝日は開館)、展示替え期間


さて、ここ最近は冒頭にご紹介した草間先生の査定のご依頼も複数いただいております。なんと、女学校時代のお友達でいらしたお客様からもお電話をいただきました(ご依頼は草間先生ではありませんが)。お話を伺うだけでもすごく面白そうですよね。

絵画の査定のついでに茶道具やアンティークも持って行って!というお客様も多数いらっしゃいます。

気が付くと毎日慌ただしく過ぎていきますが、ご自宅にある美術品で何か査定してもらいたいなぁというものがございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。それぞれのジャンルの鑑定士が精一杯査定させていただきます。                                                       お待ちしております。

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