美術品情報

日々さまざまな美術品を扱う総合美術買取センターweb担当による、
美術品に関するお役立ち情報を中心に更新しています。

買い取った美術品はどこへ…?

今回は、お客様からよくお尋ねいただく「買い取ったうちの作品はどこに行くんですか?」ということについて書かせていただきます。

お客様から買い受けした美術品の行き先は、もちろん次のお客様へと繋がっていくわけですが、私共では主に以下のような形でお繋ぎしています。

①個人・法人のお客様へ

②社内にて保有

③業者間市場を含むオークションへ出品

①の「個人・法人のお客様へ」という流れは、これはそのまま需要のある方へ直接お繋ぎする形です。

②の「社内にて保有」は中長期で保有しておきたい美術品の場合、弊社にて管理し、時がきたらお繋ぎいたします。

では、③の「業者間市場を含むオークションへ出品」とはあまり個人のお客様にはなじみがないかもしれませんね。

国内外には多数の美術品オークション会社がありますが、弊社でもお客様からお譲りいただいた作品をオークションに出品することも多々ございます。こちらは一般の方も参加できますので、最近ではネット入札によって、世界のどこにいても欲しい作品を手に入れることができます。

“業者間市場”とは文字の通り、業者のみが参加できるオークションのことです。

先日、骨董品やアンティーク専門の市場にて、弊社買取品を出品してまいりました。関東でも最大規模を誇る市場です。

今回弊社の出品物はアンティークをはじめ、茶道具、家具など約30点です。

都内のお客様からお譲りいただいたマイセン シノワズリのセット

hana2

このように、各業者が持ち寄った品物が“ボテ”と呼ばれるお盆に載せられ、一点ずつ競りにかけられます。

hana1

めまぐるしい早さで落札されていきます。

 

各業者さんが、毎月色々なものを持ち寄ってきますので、どんなものが出てくるのかいつも大変興味深いです。


弊社では絵画、骨董品をはじめ、あらゆる美術品を取り扱っております。是非お気軽にご相談くださいませ!

文化放送にて当社【CMオンエアー中】です

幾分寒さも和らぎ始めてきました。
ありがたいことに、年明けよりたくさんのお客様にお問い合わせいただき、忙しくさせていただいております。

とあるご紹介から、初めてラジオ番組のCMを流していただくことになりました。
実は私、普段車でもFMをメインに聴いておりまして、今回放送していただくAMの文化放送さんは正直、あまり馴染みがありませんでした(笑)

今回、文化放送で流していただく番組名は「大竹まことゴールデンラジオ」

ゴールデンラジオ-今日のワンシーン

弊社の提供とCMは15:05~15:20の間の「大竹紳士交遊録」になります。

各ジャンルのエキスパートが日替わりで登場し、経済から芸能まで大人の方に聴きごたえのある番組です。聴取率も良いそうですので、新しいお客様との出会いに期待しております!

CMは20秒ですが、BGMはなんでも○○団のような?音楽に仕上がっております(笑)
お時間がおありの方は、番組ついでに聴いてみていただければと思います。

絵画や美術品買取の会社さんも日本全国色々ありますが、新聞広告やインターネット広告、折込チラシなど皆さんそれぞれ工夫していらっしゃるなぁと常々感心します。

弊社も、たまには面白いものを取り入れて色々な方に更に認知していただければと思っております!

新しい年を迎えて想うこと

遅ればせながら、本年も何卒よろしくお願いいたします。

今年もたくさんのお客様、美術品との出会いを大切に日々精進してまいります。

さて、新年からたくさんのお客様からお問い合わせをいただいております。先日、埼玉県の70代後半のお客様のお宅にお邪魔し、絵画数点をご売却いただきました。

色々とお話をしている中で、これから世の中どうなっていくかしらね、という流れからそのお客様の昔話になり、幼いころの戦争体験をお聞きすることができました。

「東京大空襲に遭った時、まだ7歳に満たない年齢だったけど、母に手を引かれ、妹さんや弟さんをおんぶしながら必死に逃げてきました。あちこちに遺体が横たわり、幼い自分にも地獄絵図に写ったことを昨日のように思い出します。戦後の日本人が必死に築いてきた平和の日本をどうかあなたたちが次世代に伝えてほしいのよ」と。

戦争を体験した方たちもご高齢になり、私たちも戦争の悲惨さを忘れかけてきているのかも知れません。

絵画・美術品を楽しむことができるのも、全ては平和があってからこそ。私たちにできることは小さいことかもしれませんが、二度と同じような悲劇を繰り返さないよう、子供世代に伝えていく義務があります。

大変なことはたくさんあるこのご時世ですが、心だけは穏やかに平和な心で過ごしていきたいですね。

年の瀬は日本ならではの…

早いもので、2016年も残すところわずかとなってきました。

皆さまにとって今年はどのような一年でしたでしょうか。来年も良いことの多い一年になることをお祈りしております。弊社もおかげさまでたくさんのお客様に支えられ、心より感謝申し上げます。

先日、東北某県のお客様から千住博先生の作品をご売却いただきました。
千住先生の代表作と言えば、「ウォーターフォール(滝)」ですね。
こちらのお客様は、10年以上前にご購入され、とても大切にされておりました。作品、額装の状態も、あたかも昨日購入されたかのようなパーフェクトなコンディションです。サイズは小さめですが、迫力は充分。
SM原画
いつも思いますが、お客様のお宅にお伺いし、お持ちになられた経緯や作品に対する思いを直にお聞きすることが何よりありがたいと感じております。
この度のお客様も、私たちがこのまま持っているよりも、もっと千住先生をお好きな方に飾ってもらったほうが良いから、ということでお手放しをご決断されました。
絵画以外にもお茶道具や骨董品も色々お持ちで、よもやま話に花が咲き、ついつい1時間以上も居座ってしまいました…

ウォーターフォールと言えば、弊社の会議室にも巨大な作品を飾っております。
FullSizeRender

FullSizeRender2
朝早い時間に、この作品の前に一人たたずむと心が浄化されるような、そんな力があります。

千住先生は滝以外にも様々なモチーフがありますが、こちらの版画作品は関東某県のお客様よりご売却いただきました。

「湖畔幻想」
senjyu
和紙刷りの作品にはよく見られますが、経年によるシミが出ていました。

シミが出ていても、ほとんどの場合修復が可能です。

こちらは版画ですが、原画に使われる岩絵の具の良さが出ていて、温かみを感じます。


千住先生は現代絵画の中でも、村上隆先生などに代表されるポップとは真逆の”日本の伝統”を世界の架け橋として描いていらっしゃいます。

千住先生は1958年生まれで、現在ニューヨークに在住。

20代後半にニューヨークで暮らし始めた千住先生は、義務でなく描きたいものを描いている現代アートの作家たちの姿勢に触発され、『最初に絵描きになりたい、と思った気持ちを久々に思い出させてくれた、自分は日本に留まって創作活動をするより、ニューヨークを舞台にしたほうが自分には向いていたのだ』と、今も日々創作活動に励んでいらっしゃいます。

そして、世界最古の国際美術展ベネチア・ビエンナーレで入賞した数少ない日本人画家です。日本画でこの賞を受賞したことがとても大きなことだと千住先生はおっしゃっています。自分たちが生きている時代、環境、問題意識、そういうものをとらえて表現した物が、国境を越えて人を感動させる力があるのであれば、その芸術作品は世界的なコミュニケーションの手段になる……と。芯がしっかりあって、絵画というもので世界に出ていけるなんてすごいなぁ…と思います。

更に、最近ではメトロポリタン美術館に作品「水神宮」の収蔵が決まり、アメリカでは外務大臣表彰を受賞したという快挙も。

日本国内ではベネッセアートサイト直島プロジェクト羽田空港国際線ターミナルなどの空間のプロデュースもされています。

羽田空港国際線ターミナルの千住作品

image1

これは圧巻ですね。

日本は、急峻で複雑な地形を持ち、かつ雨量も多いので、たくさんの美しい滝があります。繊細なもの、力強いもの、などなど。千住先生の作品を通して、海外にもより日本の素晴らしさが伝わっていくと良いですね。

2017年は、ニューヨークのサンダラム・タゴールで大きな個展が、2018年には全国の公立美術館で巡回展の開催が予定されているとのこと。楽しみですね。

今年の作家紹介の締めくくりは千住博先生となりました。


※年末に大掃除をされる方、断捨離される方、美術品の査定のご依頼は年末年始も受け付けておりますので、査定のご依頼をお待ちしております。

お客様からのお声

アッという間に秋を通り越し、冬の足音がそこまで来ております。
風邪などにも、気をつけたい季節ですね。

ここ最近の、お客様事情やエピソードなどをご紹介したいと思います。

お問い合わせいただくお客様は、主にこのような方が多いです。
1、荷物整理(お引越し、ご遺族のもの、生前整理)
2、とりあえず査定
3、企業様からの所有美術品整理のご依頼

圧倒的に荷物整理の方が多いです。
特にここ最近は超高齢化社会ということもあり、60代以上のお客様が「そろそろ自分たちも身の回りを整理したい、終活していきたい」という方が非常に多く見られるようになってきました。

『父・母が亡くなって整理をしようと思ったけれど、思い出があるものばかりで整理できずに何年も経ってしまって。父母が趣味で集めた美術品は、はっきり言って全然価値もわからず…。何気なく新聞で見つけたこちらにお電話したら、すぐに来てくれました。故人の話も聞いてくれ、価値のつかなさそうな物まで、持って行ってくれました。美術品の扱いはもとより、人の気持ちも大切にしてくださり、思い切って良かったなと思いました。父母の大切にしていたものが他の人に渡り、また誰かに飾って貰えると嬉しいです。(千葉県/Y様)』

『何十年も前に夫が付き合いで購入した日本画。もう飾ることもなくなり、とりあえず査定して貰おうと何社かに電話してみました。すると、「お持ちになられた時との金額に開きがあります。弊社では○○万円をご提示いたしますが、ご期待に沿うことが難しいと思いますからこのまま大切にお持ちになられても宜しいかと思います。」とのご返答。他社さんは、何度もお電話が来てちょっとうんざりしていたところでした。夫とも相談し、こちらに決めさせていただきました。絵画の売買の話だけでなく、その絵を買ったときのエピソードを聞いてくれたり、現在の相場のことなど丁寧にご説明いただきました。色々な出会いがあるものだと、あたたかい気持ちで絵を発送しました。(神奈川県・O様)』

『夫婦揃って、看護サービス付きのマンションに移住することに致しました。母と一緒に使ってきた大量の茶道具。子供たちにも引き継ぐこともなくなったため、整理を考えていましたが、引越しまでなかなか決心がつかず、先延ばしにしておりました。そんな折、たまたま新聞広告を見てお電話してみました。買取価格は購入価格に比べれば低く残念ではありましたが、そのマンションに引っ越す不安や、当時の母との思い出話などを聞いていただけたことが嬉しかったのです。子供たちにもなかなか言えないことをお話ししてしまいましたが、すっきりしました。(栃木県・S様)』

『30年前に某百貨店で100万以上で買った絵画。十分楽しんだため、いい値段がつけば売却しようと問い合わせました。当時は景気も良かったこともありましたが、総合美術さんの査定結果は15万円。そんなに下がるものなのか、と落胆しました。担当の方からはなぜ百貨店での価格が高いのか、絵画相場の移り変わり、今の日本の絵画需要などを分かりやすく説明していただきました。まだ手放すことに踏ん切りがついていないのですが、決心がついたらこちらで取引したいと思っています。(愛知県・K様)』

と、作品を手放される理由も様々です。
買取の成立・不成立に関わらず、弊社ではできるだけお客様の想いに寄り添い、美術品を通したお客様とのつながりを大切にしていきたいと考えております。

pagetop