桜の季節も終わりを告げ、いよいよ本格的に春の到来を感じるようになってきました。
本日ご紹介させていただくアーティストは「草間彌生」先生です。
今では現代アートのトップアーティストとなり、知らない方がいないほどのビッグアーティストですね。つい先日も、アメリカのタイム誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に日本人で唯一選ばれたことでも話題になりました。
草間先生は、1929年生まれの87歳。長野県に生まれ、幼少から幻覚や幻聴に悩まされ、それらを絵に表現し始めます。
28歳で単身渡米すると、絵画や彫刻の制作のみならず、ハプニングと呼ばれる公衆の面前で過激なパフォーマンスを実行し、全世界から注目を集めます。
帰国後は、アートはもちろん、小説や詩集を発表したり様々な方面で活躍を広げ、確固たる地位を確立します。
草間先生の半生が書かれた「無限の網-草間彌生自伝-」にその壮絶な生き様が綴られています。
アンディ・ウォーホルとのライバル関係やドナルド・ジャッド、ジョゼフ・コーネルとの関係などがご自身の視点で切り出されています。
非常に濃密な内容で、草間が世界のKusamaになるまでのエピソードがふんだんに詰まっており、必読です。
草間彌生、と言えば皆さん思い浮かべるのは「かぼちゃ」や「水玉」でしょうか。
こちらは、先日お買取りさせていただいた版画作品になります。
女性にも人気のモチーフですね。
そして、こちらは先日伺った伊勢志摩にある「タラサ志摩ホテル&リゾート」さんの中庭にある巨大なかぼちゃ!
「南瓜」2014年作 大きさ2m40cm 重さ1,200㎏の巨大ブロンズです。最近設置されたそうで、圧巻です。
同じくタラサ志摩さんに展示されている草間さんのボートの作品。
近づくと…水玉模様がビッシリ。
「レペティティブ・ヴィジョン-ファルス・ボート」2000年制作 70×330×145cm
タラサ志摩さんではこの他にも驚くような現代アートが約40点展示されています。一見の価値ありです!
この他の作家さんの作品も、随時ご紹介させていただきたいと思います。
最後に草間さんのメッセージをご紹介します。
「戦争やテロがある世の中で、いろんな危機があるときこそ、芸術家というのは頑張っていい仕事をしていかなければならない。みんなの愛情深い人生に対して、応援することができれば、社会に対する芸術の役割というのは明らかになり、美術界はもっと盛んになるのではないかと考えています。」
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