美術品について

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【現代アート】日本人アーティスト

まず初めに『現代アート』と聞いて、”苦手”と思う方は結構いるんじゃないかと思います。

現代美術を定義するのは、大変難しいとされているので、いったい何が、どこまで???

「これは何を言いたいんだ?」となってしまうんですよね。

ということは、『古典的でもなく、伝統的でもないアート』という風にくくった方が定義しやすいのかもしれません。

『コンテンポラリーアート』とも呼ばれ、特定の時代を示しているのではなく、

20世紀初頭辺りからの作品傾向を指します。

コンテンポラリーを「同時代」と訳すと…同時代性を強く求め、伝統や古典的概念に囚われない、前衛的で新しい芸術表現を

『現代アート』と呼んでいるのです。

そんな現代アートで活躍している日本人アーティストを 3名ほどご紹介したいと思います。

鴻池 朋子(こうのいけ ともこ)

1960年秋田市で育つ。1985年東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。

玩具と雑貨の企画デザインの仕事に携わり、1998年より社会の境界の森羅万象の物語を絵画、彫刻、陶芸、映像、絵本などの様々なメディアを駆使した壮大なインスタレーションで表現し、国内外で高い評価を得ている。

2012年 東山魁夷記念 日経日本画大賞受賞。その他2013年より東北における活動「美術館ロッジ」「物語るテーブルランナー」のプロジェクトを始動。2015年の個展「根源的暴力」では東日本大震災後のアーティストのあり方を表明し、「人間がものをつくり、生きていくということは、自然に背く行為であり根源的な暴力」と語り、なぜひとはものをつくるのか、というアートの根本的な問いに挑みました。

鴻池朋子ふすま鴻池朋子ひかり

鴻池朋子根源的暴力

〈根源的暴力〉

ヤノベケンジ

大阪府茨木市で育つ。1989年京都市立芸術大学美術学部彫刻専攻卒業。

幼少期、自宅近くの大阪万博会場跡地で遊んだことが、ヤノベの創造力の根底にある。そこでは、近未来的なパビリオンの残骸など「未来の廃墟」のイメージを見たが、悲しいというよりは、そこから何でも作り出せるという胸の高鳴りを覚えたという。

1990年個展開催。体験型作品『タンキング・マシーン』を発表。後に第一回キリンプラザ大阪コンテンポラリーアワード最優秀作品賞受賞。その後、放射能汚染された環境でも生き抜く機能のあるスーツ、サバイバル用の機械一式、それらを収納して移動出来る車両などを発表。以後「サバイバル」をテーマに精力的に国内外で制作・発表をし、注目を浴びた。

阪神・淡路大震災とオウム事件は、妄想であったものが現実となり、ヤノベの転機となる。

大阪万博開催後30年を経て朽ちてゆく残存物、チェルノブイリの激しい放射線量、遊園地・保育園・軍用車などの残骸の「現実の廃墟」のすさまじさ。その中でも生きている人々との遭遇から、以後のテーマを「廃墟からの再生(リバイバル)」に転換。

ヤノベケンジルトラヤノベケンジドラゴン

タンキングM

〈タンキングマシーン〉

小出 ナオキ(コイデ ナオキ)

1968年愛知県で育つ。1992年東京造形大学卒業。

愛らしくもどこか不気味で不思議なキャラクターの立体作品。合成樹脂やセラミック、木をもちいて自身とその家族を作品化してきた。

「永遠にいなくならない家族」をテーマに、実在する家族はもちろん、他界した家族が姿を変えるなど、異界のものたちが小出一家とともに登場し、自由な世界を表現している。

現在は千葉県を拠点に活動中。

木っ端を利用したつみきのワークショップを千葉や都内で開催。大人もこどもも夢中になって制作に励んだようです。

小出ナオキ本人小出ナオキ焼き物

つみき

〈ワークショップ〉

今回ご紹介した3名はお好みに合いましたか?

訴えかけるものは違っても、根本にある強いメッセージは伝わると思います。

現代アート…まだまだ色々出てきそうですね。

弊社では、現代アートの買取も積極的に行っております。お気軽にご相談くださいませ。

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